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求める人材像
募集要項
選ばれる沿線づくりの一環として「グレーターなんば構想」を掲げ、
不動産事業の深化・拡大を加速させる南海電鉄。
そんな中、全社的にも新たなチャレンジとなった
「難波中二丁目開発計画」のプロジェクトメンバーに抜擢され、
沿線の窓口・なんばエリアの魅力アップに奮闘する2人が
まちづくりへの思いや仕事の醍醐味について熱く語り合った。
窪田 真也
Kubota Masaya
まち共創本部 開発部
上級主任
2014年入社
阪野 和祐
Sakano Kazuyoshi
まち共創本部 開発部
2021年入社
入社からプロジェクト
参画までの経緯
私は2014年に賃貸事業部に配属され、アセット事業部を経て、2020年に現在の開発部に異動となりました。部署は変わっているものの、仕事内容としては
すべて不動産開発で、一気通貫しています。
ただ、「難波中二丁目開発計画」のような大規模なプロジェクトは今回が初めて。楽しさと難しさの両方を味わっています。
私は初期配属が開発部で、1年目から「難波中二丁目開発計画」に携わっています。もともと
南海電鉄のまちづくり視点の不動産開発に惹かれて入社
したのですが、まさかいきなりこんな大きなプロジェクトを担当させてもらえるとは思っていませんでした。
これまでは駐車場などの小さな開発案件から徐々にステップアップしていくというパターンが多かったので、
若手にどんどんチャレンジしてもらおう!という会社の姿勢
を感じます。私もそうですが、阪野さんは南海沿線の出身なので、今携わっているエリアは馴染みがありますよね。
そうですね。今回、改めてなんば駅周辺の開発の経緯を学んだのですが、2003年に大阪球場跡地に開業した「なんばパークス」によって人の流れが南へ広がり、
2018年には“世界のNAMBAへ”をコンセプトに「なんばスカイオ」が誕生
するなど、この20年ですごく進化していることを実感しました。窪田さんが入社された頃は、どんな状況だったのですか?
すでに「なんばスカイオ」のプロジェクトはスタートしていました。私は担当ではありませんでしたが、メンバーの皆さんが
苦労を重ねながらも一丸となって取り組む姿
は、キラキラ輝いて見えたものです。
プロジェクトの
特徴とミッション
「難波中二丁目開発計画」は敷地をA・B・Cの3つに分割し、2つのホテルとオフィスを建設するプロジェクトです。A敷地は日本初進出となるタイの高級ホテル「センタラグランドホテル大阪」。B敷地はハイグレードオフィス「パーク サウス スクエア」。C敷地は「ホテル京阪 なんば グランデ」。かかわり方はそれぞれ違いますがいずれも、他社との共同事業です。また、B敷地に関しては
特別目的会社(SPC=Special Purpose Company)の立ち上げという、会社としても初めてのスキームへの挑戦
となりました。
私たちの主な業務は、(1)オフィスビル開発における全体調整、商業・オフィスのテナント誘致、契約や仕様検討 (2)ホテル京阪が入居する建物の共同開発、店舗テナント誘致 (3)街区全体のまちびらきに向けた事業者統括、管理プラン策定、PR手法検討など。非常に多岐にわたるうえ、すべて並行して取り組んでいます。
ミッションは、それらの業務を通して、南海電鉄が掲げる
「グレーターなんば構想」を実現すること。
なんば駅ターミナルを中心になんばエリアをさらに拡大し、回遊性を生み出すことで、
まち全体の魅力を高めていく
ことを目指しています。
そうした思いをいかに他の事業者の皆さまに共感いただき、同じ方向を向いて進んでいくのか。私たちと一緒にまちづくりをすることにどれだけメリットを感じていただけるか。そこが今回のプロジェクトのもっとも難しい点ですね。
何もしなければ、単になんばにホテルとオフィスができた、というだけの開発になってしまいます。そこで、「難波中二丁目開発計画」を「なんばパークス」の拡大と位置付け 、それをこの街の集客につなげて
“新たな賑わい”を創出したい
と考えていることを伝え、ご理解いただきました。収益性とまちの魅力向上の両立はとても高いハードルですが、それを実現することが南海電鉄のまちづくりの面白さであり、醍醐味です。
南海電鉄の不動産開発は単体で取り組むことが多いのですが、「グレーターなんば構想」を加速させるうえで、今回のような共同開発は今後も増えてくると思います。まちとしての魅力がどんどん高まれば、なんばは
“闘えるエリア”
として認知され、さらに多くの事業者が投資をし、進出するようになる。その時、「難波中二丁目開発計画」での経験が確実に生きてくると思います。
今後のまちづくりについて
2031年に開通予定のなにわ筋線によって、南海沿線にお住まいの方も乗り換えることなく、梅田や新大阪に行くことができるようになります。鉄道事業としてはもちろんチャンスなのですが、不動産事業としては、なんばに立ち寄っていただく機会が少なくなる、というリスクの側面もあると思っています。
なんばが魅力あるまちだということをしっかり伝えられる開発、梅田方面からなんばに来ていただけるような魅力ある開発をしていかなければいけません。
新幹線が止まる新大阪と関西国際空港の中間地点
というアドバンテージを生かして、“なんばという選択肢”があることをアピールしていきたいですね。
梅田ではかなり大規模な開発が進められていますが、そうした他のエリアとは異なる、なんばエリアの魅力って、阪野さんは何だと思いますか?
南海電鉄は大阪商工会議所とともに
『難波エリアの都市格を“エンタメ”と“ステイ”の力で高めるまちづくりビジョン』
を発表しましたが、やはり、なんばエリアならではの面白さというのは、都市機能の拡充だけではない、エンターテインメントの部分だと思います。多くの人が訪れて、楽しむ場所。それを不動産開発でどう実現していくのかが今後の目標ではないでしょうか。
会社としてはまた別の視点があるかもしれませんが、我々としては、世界中にある大都市のモデルの一つとしてではなく、ポテンシャルを生かした、
オリジナリティあるまちづくり
をしてきいたいですね。それを実現できるかどうかはまだ先の話ですが、
何かを変えていこうというモチベーションを持って、新しい価値づくりや面白いことにどんどん挑戦していきたいと思います。
若手がのびのび活躍できる環境
同じ年次の時の自分と比べると、阪野さんは考えられないくらい物怖じしないですね。知らない世界に足を踏み入れるのってなかなか怖いことですが、恐れずに飛び込んで前に進んでいくので、プロジェクトの原動力になっています。これから
たくさんの壁にぶち当たって、その都度どうすればよいかを考えることでさらに成長
していくんじゃないかと思います。
壁にぶち当たって壊せないことばかりですが(笑)、そこを突破していく時にいつも窪田さんが支えてくださり、結果的に何とかしてくれる。その
強い安心感があることで、仕事を楽しめています。
もっとこうした方がいいよ、というアドバイスはありますか。
あんまりないですね(笑)。今のままでいいと思います。ただ、今回のプロジェクトについては関わる事業者の方々が多いので、
相手の向き合い方など、心構え
のようなことを伝えたことがありましたよね。
はい。がむしゃらにやっていこうとすると、どうしても自分の思いばかり伝えがちになるので、
相手の立場をしっかり考えた上で前に進むことが重要
だと。仕事をする上で大切なことをたくさん教えていただきました。これは、学生の皆さんにぜひお伝えしたいのですが、
若手に自由に仕事をさせて、ピンチになった時は手を差し伸べる。社風なのか部風なのかわかりませんが、本当に良い風土だと思います。
もちろん上下関係はありますが、一方的に「言うことを聞け」というようなことはないですね。チームで考えを出しあって何が良いのかを議論し、
最終的にしかるべきポジションの人が責任を持って判断する。トップダウンでもボトムアップでもない、いわばワンチームの決定プロセスです。
不動産開発の仕事は、熟知している人がすべてを決めるという進め方のほうがスムーズなのかもしれませんが、あえて経験の浅い若い人たちに考える機会を与えるというのは、南海電鉄の大きな魅力ですよね。
南海電鉄を目指す皆さまへ
本当に何がしたいのかがわからず迷走する、そんな就活時代をつい昨日のことのように思い出します。しっかり情報を収集し、さまざまな社員の話を聞くなど、志望する会社とこれ以上できないほど向き合えば、入社後、たとえイメージが違ったとしても後悔することはないと思います。今回、この記事を読んでいただき、
南海電鉄のまちづくりって面白そうだな、自分も挑戦してみたいな、
と思っていただければとても嬉しいです。
なんばエリアに限らず、沿線でさまざまなプロジェクトが進行しているので、活躍フィールドは広いと思います。不動産開発は、自分が携わった仕事がカタチとして残り、
南海電鉄のブランドイメージづくりにも貢献する
ことができます。沿線にお住まいの方や遊びに来られる方が何を望まれているのかを考え、
「こんなまちづくりがしたい、こんな建物をつくりたい」
という強い思いを持って取り組める方々をお待ちしています。
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